昨日より速いパケットを求めて 第3ホップ目
この記事を読むと得られること
- 最強のルーターを作るために必要なもの
- 最強ルーターに必要なスペック
- Wi-Fiカードの選び方
- 外付けアンテナの取付のコツ
前回のあらすじ
納得のいくNWを構築することが出来たけど
「ルーターにいろいろ無理させていたから次は最強のルーターを自作しよう!」
と決意したのが前回のお話。
今回の改造元素体 Dell OptiPlex 3050 Micro
まずはルーターの元となる素体を決めなければいけません。
とはいえ、ルーターなんて自作したことなかったのでAIくんにも色々聞きながら整理した要件としては
- HWスペックはm.2を使える第6世代以降なら正直なんでもいい
- 放熱がしっかりできるように金属筐体
- 小さいほうがいいので、マイクロフォームファクターのPC
- 無線モジュールの搭載ができること
- 無線アンテナの口が必須(このときはそう思っていましたが、後々不要と判明)
- 電源アダプターが付属
- 2万円前後くらい(ネットでの事前調査より)
という感じにまとまりました。
そんな中でも(個人的に)見た目もかっこいいThinkCentre M720q Tinyを第一希望に神奈川県の南方のハードオフを一日かけて回ってみました。
が、全然ない…
第4世代のマシンや無線アンテナがない物はそこそこあるのですが、やっぱり理想個体にはなかなか出会えず
その日のハードオフの閉店時間も迫り、諦めつつ最後に訪ねたハードオフ高座渋谷店で
出会えました!!
Dell OptiPlex 3050 Microが11,000円(税込み)で売っていたので、こちらをお持ち帰り!




CPUはIntel Celeron G3900T
メモリはDDR4の8GBが1枚
HDDは500GB
と、かなりローエンドでしたが全く問題なし!

無線はIntel Wireless-AC 8265がついてました。
正直Intelの無線モジュールは使う気がなかったので何でも良いです。ついてることが大事。
魔改造
ストレージ編
いくらルーターとはいえ、流石にHDDのままというわけには行きません。
先程の画像で動作検証用につけている240GBのSSDでも良かったのですが、今回OSに採用するOpenWrtは数百MBで済むので(後々構築想定のDockerコンテナ含めても数GB程度)NAND高騰のこのご時世、意味もなく240GBも払い出すのは無駄です。
そこで用意したのはこちら!

そう、一時期話題沸騰?だったおぷたんです!
このおぷたんについて簡単に説明すると、メモリとSSDの間みたいな製品で
- メリット
- 読み込みはかなり早い
- 特にランダムリードは現代のハイエンドSSDですら全く追いつかないほど早い
- 特殊なNANDでSLCと比べても圧倒的な耐久性能(なんと書き込み上限は365 TBW)
- デメリット
- 書き込みはSSDにしてはそこまで早くない
- 容量単価がバカ高い!!
といった特徴があります。
おぷたんはOSのブート用に作られたものではなく、大容量HDDのキャッシュメモリとして利用することでHDDを爆速にすることができ、大容量爆速のストレージを実現するための補助アクセラレータのようです。
が、今回はそんな使い方をするわけもなく普通にブートストレージとして使います。
値段は2,436円でした。
(アリエクでは数百円で投げ売られてるらしいけど、Amazonで買いました)
メモリ編
メモリは8GBも付いてるので十分なんですが…1枚しかついてないので(スロット埋めたい病)
いやデュアルチャネルにすることで性能上がるからね!!
というわけでまた別日にメモリを買ってきました、そうハードオフでね


このご時世にしてはかなり安く買えたと思います(8GB合計2750円)。
もともとあった8GBのメモリは4,400円で売却できたのでホクホク。
CPU編
CPUはCeleronでも全然OKなんですが…メモリを探してるときにですね、こんなものを見つけてしまいました。

i5-6500Tが2,750円!?
消費電力変わらないでコア数が4倍になるなら安いもんですよ!!
と即買いしました(こうして無駄に高スペックになっていきました)
無線カード編
無線カードはIntel製のものがついていましたが、これはあくまでも受信メインで送信向けではないらしいのでMediaTek社のものに変更しました。
(購入時にはスロットの形状には気をつけましょう…1敗)

ちょっと欲張って6E対応にしたので6GHzにも対応です!
アンテナ編
WiFiカードをちょっと良いのにしたので、アンテナもトライバンドに対応したものを用意
しかし、意外とトライバンド対応のアンテナって密林に売ってなく、売っていても海外製品ばかり
しょうがなく中国在庫を購入したので届くまで待っている間にアンテナの装着場所を考えないといけません。
というのもDell OptiPlex 3050 Micro君はルーターとして設計されていないので、外部アンテナは1本しかありません(内部にPCBアンテナならもう1本あります)

無線ルーターとして使うにはどうにかして2本目の外部アンテナを立てなければいけない…
どうしようかなーと思って中身を見ていた所

この赤枠はミニD-Sub 15ピンがついている部分なんですが
このご時世、アナログ出力なんて要らない!
という訳で…

外しました!!

そしたらミニD-Sub 15ピンの両側の赤丸の部分いい感じじゃないですか?
と思って合わせてみると…

完璧やん??
AI君は
「穴を開けることが必須です。穴を開ける数を減らすためにWiFiモデルを選ぶことが必須です!」
とか言ってましたけど、やっぱりミニD-Subでイケるじゃん!
(事前に何度も聞いたけどダメって言われた)
もちろん折り曲げでもいい感じ


HW「は」完成!
これでほぼ無線LANルーターとしてのHW部分は完成したわけですが、皆さんお気づきの通りこのマシンにLANポートは1つしかないのでハブが必須、というかセットでの運用が前提となるので
今回はVLANに対応しているNETGEARのスマートL2スイッチGS308Eを用意。
次回からはこのペアで設定を詰めていきたいと思います!

今回の豆知識
AIに頼るな、基礎知識は必須
至極当たり前ではありますが、AI君はいいアドバイザーではあるもののすべてを頼るのはまだ危険です。
自信のある自作PC分野でAIに意地悪質問をするとドヤ顔で間違った回答をしてくるので、なにが正しくて何が間違っているかを自己判断できないうちは鵜呑みにするのは危険だなと改めて思いました(1敗)
今回の例で言うと結果論ではありますが、素体は無線対応である必要はありませんでした。
事前にここが分かっていればもう少し選択肢が広がったというのもありますし、最悪の場合AIのアドバイスに固執したが故にハードオフ遠征をした日に素体を買えなかったかも知れません。
(結果論としてよいものを買えたのでモーマンタイ)
とはいえ、やってみて初めて見えてくるものもたくさんあり、AIでの予習で失敗が減るというのも事実なのでAIとの距離感やプロンプトの精度を磨くことは大事だなと思いました。






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